④物流情報(その他)

車検ステッカー貼付位置変更


最終更新日 2023年11月27日


車検を受けると車のフロントガラスに新しい車検ステッカーを貼りますが、2023年7月より車検ステッカーの貼付位置が変わっています。今までは、前方から見えやすい位置に貼付するとして、フロントガラスの中央上部のルームミラー付近に貼付するのが一般的でした。車両中心から可能な限り遠い位置+運転者席側上部に貼付することに変更されています。
ほとんどが右ハンドル車ですので、運転席側のフロントガラスの右上の隅に貼付します。
車検ステッカーの裏側(運転席側)には車検の有効期間が記載されており、この貼付位置変更によって、運転手に常時、車検の有効期限が目に入ることによって車検のうっかり受け忘れを防ぐ目的があるとしています。
近年の電子機器の普及によりフロントガラス内側には、ETC受信機やドライブレコーダーが設置されている場合があります。この場合は、運転者の視野を妨げない、前方かつ運転者から見やすい位置に貼るとして、必ずしも右上部の隅にこだわらないとしています。
では、2023年6月までに車検を受けた人の扱いについては、貼りなおす必要はなく、フロントガラスの中央上部のままでよいとされています。
指定された位置に貼付しなかった場合には、道路運送車両法第66条及び国土交通省省令の違反になります。
これから街中で車検ステッカーが右上部に貼付された車両を見かけるようになりますが、この貼付位置変更によるものと理解しておいてください。

ちなみにこの車検ステッカーですが、まず最初に表面と裏面を貼り合わせた上で、貼付シールを上からかぶせてフロントガラス内部に貼らなければなりません。毎回、解説を読みながら山折り・谷折りをしながら貼っていくのですが何回貼っても、この車検ステッカーの貼り方は難しいです。

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楠本浩一

楠本浩一

1965年8月兵庫県神戸市生まれ。同志社大学卒業。パナソニック㈱及び日本通運との合弁会社であるパナソニック物流㈱(パナソニック52%、日本通運48%の合弁会社、現パナソニックオペレーショナルエクセレンス㈱)で20年以上物流法務を担当し、現場経験を踏んできた実績があります。