⑤コラム

【コラム】内気循環・外気導入


最終更新日 2023年11月27日



この記事は、JAF(日本自動車連盟)のホームページを参考にさせて頂いて書いています。
 
車のエアコンボタンには、内気循環と外気導入と2つあり、操作の切替方法は、製造された年度や車種によっても方式が異なります。一般的には、押しボタンスイッチで切り替える場合やスライドレバーによって切り替える場合があります。押しボタンスイッチが内気循環のマークしかない場合は、ランプが点いている時は内気循環モードで、消えている時が外気導入モードです。では、この2つの機能はどのようなものなのでしょうか。
外気導入とは、外から自動車に空気を取り入れて換気をするしくみのことをいい、内気循環は外部から空気を取り入れず車内の空気を循環させることをいいます。
内気循環の吸入口は車の助手席の下部にあります。ハイブリッド車で後部座席側に吸入口のようなものがありますが、これはバッテリーを冷却するための空気吸込み口で、どちらも車内清掃時には、目詰まりしないようにこまめに掃除機をかけておかなければなりません。

外気温と車内の温度差が大きく冬の寒い日にフロントガラスが曇ってしまった場合は、車内の温度を下げて外気とできるだけ同じ温度にしなければなりません。この場合は、外気循環モードボタンを押して、外気をフロントガラス部分に取り入れることによってガラスの曇りが一気に解消します。雨の日で外の湿度が高い場合は、外気導入ではなく内気循環にして冷房を入れて車内の湿度を下げることによって曇りを解消させます。
冬場に暖房をかけるときには、外部に比べて車内の温度が高いですので、内気循環モードにして暖房効率を高めます。夏場で屋外に長時間止めた場合は、車内のほうが外部より温度が高くなっていますので、しばらくの間は外気導入モードで冷房をかけて、車内がある程度冷えてから、冷房効率を高めるために内気循環モードに切り替えます。

トンネル内や大型ディーゼル車の直後を走る場合など、外気が汚れている場面や臭うときには、外気を入れない内気循環モードを使用します。3月のスギ花粉の飛来する時期に外気モードで走行するとスギ花粉が車内に取り込まれることになるので、必ず内気循環モードで走るようにしましょう。
走行中、すっと内気循環モードで走っていると車内の換気が不十分で空気が汚れ、二酸化炭素濃度があがるため気分が悪くなることがあります。特に大人数で乗車している場合などは、定期的に窓を開けて換気するか、外気導入モードに切り替えて走行するかを行います。
このように内気循環と外気導入の違いをよく理解し、正しい使いかたをすることによって冷房・暖房の効果を高め快適なドライブを楽しむことができます。ぜひ、試してみてください。

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楠本浩一

楠本浩一

1965年8月兵庫県神戸市生まれ。同志社大学卒業。パナソニック㈱及び日本通運との合弁会社であるパナソニック物流㈱(パナソニック52%、日本通運48%の合弁会社、現パナソニックオペレーショナルエクセレンス㈱)で20年以上物流法務を担当し、現場経験を踏んできた実績があります。