運行管理者試験 直前の効果的な勉強法
令和6年度第1回の運行管理者試験が始まっており、8月末に受験を予定して最後の追い込みをかけておられるかたも多いかと思います。ほとんどの方が合格点に達しておられると存じますが、合格を確実にするためにも最後にこれだけはやっておいたほうがいい、という効果的な勉強法をお伝えいたします。
1.なめたら合格できない運行管理者試験
運行管理の資格者証をお持ちの方は全員、納得いただけるかと思いますが、運行管理者試験は、超難関資格試験ではないものの、中途半端な対策で試験に臨んだ場合は、ほぼ確実に不合格になってしまいます。合格するたけには、ある程度時間をかけて勉強して運行管理者として要求される最低水準の知識はクリアしておかなければなりません。
6割とれば合格できるので4割は間違えてもいいでしょう。と考えるのは間違いで大問30問の中の1つの問題の中に小問が4題あるパターンもあります。この場合は小問4問すべて正解していないと大問すべてが不正解になってしまうので、6割とれれば・・・という考えて試験を受けると痛い目にあいます。
では、残り1週間ほどしかない中、仕事をしながらほとんど時間が取れない中で何をすればよいのか、直前期の効率的な勉強法を紹介していきます。
2.問題文の読み方
試験問題は、法律で記載されている用語がそのままでるので、私たちに馴染みのない、長ったらしい用語がたくさんでてきます。かならず、自分のよく知っている用語に読み替えて問題文を読んでください。
一般貨物自動車運送事業者⇒運送会社、貨物自動車運送事業⇒運送業、一般貸切旅客運送事業者⇒バス会社、というように読み替えて問題文を読んでください。
3-①.【効率的な勉強法その①】過去問を繰り返し解く
運行管理者試験は、同じような問題が少し表現を変えて繰り返し出題されます。出題される内容は、重要な項目であったり受験者が間違い安い項目であったりします。過去問を繰り返しといているとどの部分が問われやすいかがわかってきます。
1回目は、制限時間いっぱいの90分かかって30問を解きますが、同じ問題を2回目、3回目と解いていくうちに30分くらいで解けるようになります。中には問題をみただけで答えがわかってくるようになります。
問題を解いてみてわからない部分や知識があやふやな部分があったら、テキストに戻ってもう一度読み返してください。
とにかくアウトプット(問題を解く)ことを優先させてください。インプット(テキストを読む)ことが十分にできていなくても、問題を解く⇒わからない部分のテキストを読むの勉強法が直前期には効果的です。問題集1冊にはだいたい過去問6回分+模試2回分くらいが掲載されていますので、3回くらい解ければほぼ行けるのではないでしょうか。
試験当日には、まったく勉強していないような所見の問題も出てきますが、ある程度は応用力をきかせてとることができますし、全く所見で分からない問題であれば落しても大丈夫です。
3-②.【効率的な勉強法その②】改善基準告示の数字は覚えておこう
2024年4月から新しい改善基準告示が公示され、今回から新基準で出題されますので、1年の拘束時間、1カ月の拘束時間、1日の休息時間は絶対に覚えて試験に臨んでください。
3-③.【効率的な勉強法その③】計算問題は確実に正解しよう
貨物・旅客ともに、改善基準告示の計算問題が問22、問23、実務上の知識及び能力の問29の3問計算問題が出題されます。改善基準告示の数字等を確実に覚えた上で過去問に慣れることによって、確実に得点できるようになります。
また問30で事故の原因分析や運行管理者の指導事項が出題されます。これは、問題文と設問をよく読んでいただければ常識で解ける問題ですので、確実に正解しましょう。
4.スキマ時間にYOUTUBEを聞き流そう
YOUTUBEで運行管理試験の対策の番組があります。2倍速で聞き流していると記憶に残って効果的です。ただし、YOUTUBEはスキマ時間に聞き流すようにして、机に向かっての勉強ではやらないようにしてください。YOUTUBEをメインの勉強法にしてしまうと本末転倒になってしまいます。
5.おまけ(道路交通法のゴロ合わせ)
こ(交差点)、ま(曲がり角)、お(横断歩道)は5m以内、ふ(踏切)、安(安全地帯)、てい(停留所)は10m以内が駐停車禁止です。
駐車場、車庫の出入口から3m以内、こう(工事現場)、しょう(消防関係設備)から5m以内、か(火災報知器)から1m以内は駐車禁止です。
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6.お知らせ
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